2022年上半期よく聴いた楽曲

01.戻るボタン / なみぐる (2021)

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今年「あなたは世界の終わりにずんだを食べるのだ」がボカロ界で話題になった、なみぐるのデビュー作。出だしから非常にキャッチーで、一気に最後まで聴いてしまいます。メロディーのリズムの小気味良さ、音楽と映像のセンスに圧倒されます。

 

02.POP SONG / 米津玄師(2022)

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プレイステーションのタイアップソングというだけあって、ゲーム音楽を思わせるサウンドが随所に散りばめられてあります。ヒップホップを下地にしたビートに展開される歌詞に米津らしさを強く感じました。「誰でも良いけど君が良いんだよ」「君だけの歌歌ってくれ」というロマンチックなフレーズがこの歌の核かと思えば、「それもまた全部くだらねえ」と、最後にそれすらも全部否定するという構造が面白いです。

 

03.熱帯季風 / 熊猫堂 Produce Pandas (2022)

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既存の男性グループのイメージ、価値観に捉われないLargeサイズアイドルとして登場した、中国の男性アイドルグループ熊猫堂の最新曲。

南国の風を思わせる暖かいTrapサウンドと、それに乗せて歌うウイスパーボイスが気持ち良い楽曲です。

それからHusky君がとにかく可愛い。

 

04.LOVE DIVE / IVE (2022)

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飛ぶ鳥を落とす勢いのK-POPグループ、IVEの最新曲。

ミドルテンポの四つ打ちに、八分音符主体のメロディー、女声にしては中々の低音域で攻めてくる感じは、独特の気怠さと中毒性があります。これからはこういう落ち着いたサウンドが、KPOPの新たなトレンドになるんでしょうか。

この楽曲は他のKPOP楽曲と比べても、マスタリングが丁寧に思います。最初の一音目から「おおっ」と感じました。

それから、レイちゃんの歌う「のんねげろ なんねげろ」が頭から離れないです。

 

05.FEARLESS / LE SSERAFIM (2022)

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HKT48、IZ*ONEを経て三度目のデビューとなる宮脇咲良や、同じくIZ*ONEチェウォンの新生グループとして大きな注目を集めたKPOPグループのデビュー曲。

かなり音数の絞られたダンスサウンドは、地味でありながら刺激的です。「What's look at?」「Bam bam bam...」と囁くようなメロディーを主体にして曲が展開していくのも、結構攻めた作りだと思いました。

IVEの時にも感じましたが、こういう曲がこれからのトレンドになっていくのでしょう。

 

06.BAD モード / 宇多田ヒカル(2022)youtu.be

宇多田ヒカルの最新アルバムの表題曲。

最新アルバムは編曲面で海外プロデューサーとタッグを組み、今までより豊かでリッチなサウンド宇多田ヒカルが聴けて、とても良いアルバムでした。

BADモードのような暖かみのあるダンサンブルな曲から、マルセイユ辺りのような硬質なテクノサウンド、更にはFace my fearsのリミックスなど、最初から最後まで聞き逃せないです。

 

07.W / X/ Y - Tani Yuuki (2021)

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去年末からロングヒットを続けているラブソング。

Rin音などと同様に、ヒップホップを下地にしながらメロディアスな曲を作るのが非常に上手い方です。初めて聴いた時から一発で好きになった曲です。

 

08.メイビーベイビー / きゃりーぱみゅぱみゅ (2022)

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アニメ「ニンジャラ」OP曲。

90年代アニメOPを思わせるようなハイテンション感、きゃりーの曲の中でも中々の高音が突き刺さるサビ、中田ヤスタカのキラキラしたサウンド。聴いててとにかく楽しい1曲です。

 

09. Flow / Perfume (2022)

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ここ数年続いたPerfume風Future Bassの新境地だと思います。

落ち着いたダウンビート、それでいて華やかなサウンド、Trapを思わせるハイハット

一番と同じ展開にならない多様なメロディー。今時の音楽に影響を受けながら、独自に展開していくPerfumeサウンドはやっぱり唯一無二ですね。

 

10.Life Is Still Going On / NCT DREAM (2021)

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KPOPの人気男性グループ、NCT DREAMのドリーミーな楽曲。

鉄琴楽器とTrapのサウンドの相性が抜群に良いです。チルい雰囲気に乗せて歌われる歌詞のメッセージ性にやられました。

いずれ、KPOPの新たなアンセムになってくるのではないかと思います。

 

11.Bambro Koyo Ganda (feat.Innov Gnawa) / Bonobo (2017)

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IDMの第一人者の一人、Bonoboの楽曲。

トライバルな要素とエレクトロニカの組み合わせはやっぱり良いですね。この楽曲のAnalog Versionではよりトライバル感強まったサウンドが楽しめます。

 

12.我願意平凡的陪在你身旁 / 王七七 (2019)

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この曲が中国でどのくらい有名なのかは分からないんですが、とても気に入った曲です。

単純なコードを刻むギターとボーカルのみの非常にシンプルな曲。あまり歌詞の内容は分からないんですが、タイトルの「私はむしろ平凡な人としてあなたの傍にいたい」というフレーズは、素朴ながら泣かせるフレーズだと思います。

 

13.ねっちゅーしょー / 名前は未だ無いです。(2021)

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Tiktokがきっかけでバズったボカロシーン曲。

相対性理論を思わせるバンドサウンドです。彼らに影響を受けたであろうミュージシャンは沢山居ますが、その中でも群を抜いてクオリティが高いです。思わず口ずさみたくなるメロディーと歌詞がとにかく強い。これからの季節に聴きたい1曲。

 

14.La Cosecha / Nicola Cruz (2015)

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トライバルな楽曲を作るNicola Cruzのテクノミュージック。

エクアドルの民俗音楽「サンファニート」と、ダウナーなテクノサウンドの取り合わせが本当に気持ち良い。僕もこの二つの相性は良いと凄く思っていましたが、この組み合わせの楽曲でダウナーな雰囲気なのは結構新鮮です。

 

15.Have a nice day / imase (2021)

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Tiktokがきっかけで鮮烈なデビューをした若き天才imaseの楽曲。

単純なコード、単純なメロディーなのにお洒落だし格好良いしキャッチー。

まさにセンスの塊みたいな曲です。

 

16.RICA RICA / NATURE (2022)

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人気低迷からの起死回生を狙ったKPOPグループ、NATUREの楽曲。

民俗舞踊ザオリに影響を受けたサビのダンスが話題になったダンスナンバーです。

シンセベースがとにかく格好良くて気持ち良い1曲。

 

17.Cheers / OZON (2022)

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今年ニコニコ動画でスマッシュヒットしたボカロシーン曲。

ご機嫌なリリースカットピアノやチップチューンサウンドが踊るダンスナンバー。リズムの小気味良さもさることながら、鮮やかなサビの転調にやられました。今年上半期のボカロシーンで最も印象に残った曲のひとつです。

 

18.ニューダーリン / MARETU (2021)

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メタルサウンドをベースにした、ゴリゴリの電子音で攻めまくるMARETUの最新作。

彼の楽曲本当に好きなんですが、毎回最新作が最高傑作なのが恐ろしい。

恋愛のどろどろ感とか現代人の退廃したぐちゃぐちゃした心を、無機質なミクの声がこんなに表現できるなんて...って感動します。

 

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この上半期は、熊猫堂にハマったのをきっかけに中国歌謡をよく聴いていたような気がします。正直熊猫堂(特にHusky)がめっちゃくちゃ可愛いことしか頭に残ってない。